シールラベル印刷専門　髙木新盛堂

　シールとは小型の印刷物の裏に糊を塗布してある印刷物で
表示、販売促進、訂正、製品管理などさまざまな用途に使用されます。

　ではどのようなところで使用されているでしょうか？
身近なところで見てみると
ジャムなどの入ったビンについている表示ラベル
スーパーで並んでいる生鮮食品のパッケージについている表示ラベル
自転車の後ろについている駐輪許可書ステッカー
windowsのパソコンについているＯＳやＣＰＵのラベル
電化製品を購入したときに貼られている製品の特色を表示しているラベル
ディズニーなどのキャラクターラベル
プリクラ
など、見渡せば私たちの生活空間に深く入り込んだ存在であることがわかります。

　シールは基礎的なこととして添付されたものが何か、という表示する機能はもちろんのこと、
デザインによっては強く自己主張するものです。
ゆえに見る人にイメージを伝えるデザイン、製品の特色を載せた主張によっては販売促進に
使われる方にとっては売り上げに大きく影響を与える存在となります。

　また近年、プライバシー保護の観点から葉書で運送中に第三者に
中身を見られないようにするために記入欄の上から保護するシールも世間に浸透してきています。

　このようにさまざまな用途でシールは私たちの身近にあります。

　ところでシールはどのような素材でできているのでしょう。

　大きく分けて紙系とフィルム系に分かれます。
紙系は価格的には安価ですが破れ易く水に弱い性質を持ちます。
フィルム系は水にも強く破れにくい利点がありますが紙系とは逆で価格が高いのが特徴です。

	主な資材	特徴
紙系	上質紙	基本的な紙材でコピー用紙のような紙です
	アート	上質紙をコーティングしたもので鈍いツヤがあります
	ミラコート	アートを鏡面加工したものでツヤがあります
	和紙	繊維の塊で種類によって異なる模様を楽しむことができます
	ホイル	金、銀のものがあり、ツヤあり、なしがあります
	クラフト	薄い茶色で表面がさらさらしています
フィルム系	ユポ	色は白く、鈍い光があります
	PET（ポリエステル）	透明、金、銀、白の色がありツヤあり、なしがあります
	PET（ポリエステル）	主にラミネート加工で使用され、防水性があります
	塩ビ	さまざまな色があり光沢があるもの、ないものがあります。 環境問題によりあまり使われません

　ではシールに使われる糊はどのようなものがあるのでしょう。

　主成分による分類では次のようになります。

アクリル系	現在使用されているほとんどの糊がアクリル系。 アクリル樹脂組成等の検討により、多くの性能を付与させることができる
ゴム系	ポリエチレン、ポリプロピレンなど比較的接着しにくい被着体に対しても、 根高い粘着力を持つ。ただしアクリル系に比べ対候性、対老化製に劣ります
特殊粘着系	シリコーン粘着剤などを使用しています

以上のような材料を使って印刷されます。

　これらはお客様のシールの用途によって選択されますので、弊社に問い合わせていただければ
お客様の用途にあった選択をさせていただきますのでよろしくお願いします。

　お客様がシールを実際に対象物に貼る作業を行う際、
方法としてはラベリングマシン（さまざまなものがありますが自動的に対象物にシールを貼り付ける機械です）を使用する場合、
手で貼る場合があると思います。
　その貼り方にあわせて印刷された半製品をシート状、又はロール状に加工させていただきます。
　手で貼る場合は主にシート状に加工されます。ラベルリングマシンを使ってシールを貼る場合はロール状に加工されます。
　他に手で貼る場合でも、ロール状で紐などで天井からぶら下げた状態で引っ張り出しながら使用する方法や
同じくロール状でセロテープ台・テープカッターにセットして使用される場合があります。

ロール仕上　シート仕上

　なおシールはお客様の下に到着した際、すぐにでもご使用されることが理想ではありますが、
そうでない場合、紙面の日焼け防止と糊の劣化、染み出し防止のため冷暗所に保管されることをお勧めします。

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